逆転裁判*短編
□嫉妬したわけじゃありません。
1ページ/5ページ
私が片想いしている成歩堂 龍一≠ュん。
彼は、とってもモテている。
本人は自覚していないのだけど…
そりゃあモテもするだろうと私は思う。
優しくて、頼りなく見えるけどいつもビシッと決めちゃうし
一途で、ルックスも悪くない。
それに弁護士さんだしね…。
世の中的に、モテる条件が揃っているのだ。
でも、私の見る目は間違っていないのだと
少しなぜだか自慢気になったりもする。
そして、彼は誰にでも優しい…しモテるから
さすがにこの私でも少しくらい…嫉妬はしてしまうのだ。
学校でも、私の周りで成歩堂くんを裏付けるような
ワードが聞こえてくる。
…どんだけモテてるんだよ、成歩堂くん…。罪な男だなあ…。
でも、嫉妬してるなんてことは絶対に、ぜーーったい!
表に出したくもないし、口に出したくないから気にしないふりを続けている。
だって、面倒くさい女だと思われたくないし…。
それにそんなことしたら、私が好きだってことバレちゃうじゃない!恥ずかしいし。