逆転裁判*短編
□I愛傘
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私も、学校が終わったら予定があったんだけど…。
「ほんと!?助かるよ!本当にありがとうね!」
そう言って、彼女は去っていった。
「はぁ…。これいつ終わるかなあ…」
そうは言っても、やるしかない。
引き受けてしまったのだから。
辺りはもうすっかり暗くなっていた。
頼まれた仕事も終え、1階玄関へと向かう。
「成歩堂さん…。どうしてるかな。連絡も入れられなかったし…」
下駄箱で靴に履き替え、校門へと向かう。
雨はまだかなり降っていた。
気温も下がっている。
「うぅっさむいっ!」
気温はかなり下がっていた。
ミニスカートに黒タイツ。
コートを羽織り、マフラーを巻く。
それでも寒いものは寒い!寒いの苦手!
どうしよう、傘も忘れてきちゃったし…。
ほんとについてないなぁ。
事務所まで、ちょっと離れてるし
で、でも走れば…!雨宿りなんてしてる暇ない!
と思い、覚悟を決めて走り出そうとした。