短編集
□最期を一緒に
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『セブ……私と別れて?』
名前の唐突な言葉に目を見開いたのは
セブルス・スネイプ
「何故だ…?我輩のことが嫌いになったのか……?」
『当たり前でしょ?私なんか今が一番キレイな時に、なんであなたみたいな人のために青春っていう大切な時間をを使わないといけないの?』
「本気で……本気で言っているのか?」
『ええ勿論、本気よ?
分かったら出ていって』
私は涙が出そうになるのを堪え、その一言を言った。
セブに触れると決意が鈍りそうで触れることができなかった。
私は扉を開けセブを外へと出した。
出ていくときのセブの顔は忘れられそうにない。
(これで……これでよかったんだ…私といても幸せにはなれない…)