炎のゴブレット
□心境
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スネイプ教授に私の過去の一部を話した…
今まで隠し持っていたことだ…
私の父が死喰い人だということを知れば、きっと父を恨むものがいる筈だ…
特にマグル出身の魔法使いの家族や死喰い人でも裏切った者……
だから私は出来る限りこの事実を口外しないことに決めている…
私の父の家、名字家は純血貴族の中でも上位の家だという。
だから、私が名字家の人間だと知り調べられれば父が死喰い人だったことも、血を裏切りマグルの母と結婚したことも…
全てが明るみに出てしまう……
だから私は半純血ということもあまり明かずに過ごしている…
全て話してしまった方が楽なのかもしれない…
しかし、今話してもどうすることもない…
だから私は途中で話すのをやめた
スネイプ教授の顔を見るのが怖くて…
もしかしたら教授はマグル出身の魔法使いかもしれない…
そして、もしかしたら死喰い人に狙われたかもしれない…
そんなことを考えていたら
とてもじゃないが顔を上げられなかった…
急に私の体が暖かくなった
教授に抱き締められていた
私は教授がその様な行動に出る意味が分からないながらも、この温もりを手離したくないという想いだけで聞くことを止めた
この心地好い温もりに身を委ね声を上げて泣いた、
教授はただ抱き締めてくれていた。