炎のゴブレット

□闇記憶
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歓迎会の為にホグワーツ生は先に大広間へと入り、他の2校の登場を待っていた。


「早く、入ってこないかな〜」


「ロン!行儀が悪いわ、ちゃんとして」


「はいはい、分かりましたよ」


親子のような会話を楽しく聞いていると、隣からフレッドとジョージの声が聞こえてきた。


「なぁダームストラングって、あの
クディッチの代表選手、ビクトール・クラムとカミル・ノーレンがいる学校だろ?」


「あぁそうさ」


(カミル……ノーレ……ン)


私はその言葉に聞き覚えがあるのと同時に寒気を感じた


「フレッドとジョージはクラムとノーレンがホグワーツに来てると思う?」


「「勿論さ」」


そんな話をしているうちに大広間の扉が開きボーバトンの代表団が背の高い女性の校長を先頭に、躍りながら入場してきた。


男子生徒は鼻の下を伸ばし見とれていた。


次にダームストラング代表団が真っ白な服に身を包んだ校長を先頭に迫力一杯に入場してきた。


「名前、あの人がさっき話してたクディッチ代表選手のビクトール・クラムとカミル・ノーレンだよ」


ロンは私が分からないと思ったらしく説明してくれた。


私はノーレンの姿を確認した瞬間、忘れようとしていた記憶が蘇り震えが止まらなくなった。


「ちょっと、名前顔色が酷いわ
大丈夫?」


ハーマイオニーが心配してくれたが私は、まともに返事ができなかった


返事をしない私が心配になったらしく前に座っていたハリーが私の手に触れた瞬間、私は手を叩いてしまった。


「大丈夫?名前変よ?」


『あっごめんなさい』


それから先は震えが止まらなかったことくらいしか覚えていない……
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