炎のゴブレット
□闇記憶
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我輩はスリザリン生を大広間へと入れ全員入ったことを確認し、我輩自身も教員席へと向かった。
生徒たちは対抗試合の話で盛り上がっているようだ。
此方の気苦労も知らず呑気なもんだ。
我輩はグリフィンドールテーブルに視線を走らせ名前を探した
相変わらずグレンジャーたちと談笑をしているようだ。
(特にこれといって異変はないが…)
そうこうしている間に大広間の扉が開き
ボーバトンの代表団が躍りながら入場してきた。
男子生徒は鼻の下を伸ばしみとれているようだ…
(我がスリザリンでもか…)
我輩は溜め息を漏らした。
続いてダームストラングの代表団がカルカロフを先頭に迫力一杯に入場してきた。
我輩はそれとなくグリフィンドールテーブルに視線を走らせると、先程までいつものように満開の笑顔を見せて談笑していた名前が震えている。
(一体どうしたというのだ
ダームストラングが入って来てすぐ…
先程の城の前ではカルカロフを見て怯えていたが、これ程ではなかった…
では、生徒…
ノーレンか? )
我輩がそのまま名前を見ているとポッターが触れた瞬間、手を叩いていた。
あいつはこの様な対応をする奴ではない…
我輩は驚いた
その後、制限年齢やゴブレットの話がダンブルドアからあったが、名前の様子は変わらなかった。