世界を救いたいなら
□Mythos
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『ッ、ァ…ごめンなさ、い』
『…お前ら、parallel worldの俺に何したンだよ…』
「そいつが勝手に怯えてんだって」
合流したエルは、蹲って震える自分を見て無表情を嫌そうに歪めた。
紅爬が素っ気なく答える。
「パラレルワールドの私達はどうした？」
『いやそれが、一般人だったんだよな。だから、奉行所の人達に協力要請してきた』
「…ふぅん」
時雨の問いに靉嚠がそう答える。
「中二、そいつ本当に戦力になるの？」
『どうだろォな…ちょッとだけ時間をくれ』
『ぇ、ッあ』
神楽にそれだけ言って、エルはパラレルワールドの自分の腕を引っ張って無理矢理立たせ、
少し離れた場所で何やら話をし始めた。
はたから見ると、どう見ても不良が地味な子を虐めてるようにしか見えない。
「じゃあこっちは自己紹介でもしとくか」
紅爬の声で、こっちはこっちで自己紹介が始まった。
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