長編ノ扉<タイムトラベル>

□司書と審神者と男たち
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一人の女性が‥



「これで私の役目も終わりですね‥

皆様、お疲れ様でした」


?「長ったような短かったような‥」

?「お別れなんてやです!」

?「司書さん、ずっと一緒って言ってたじゃないですか」



「侵蝕者が居ない以上、私はここにいることは出来ません」


?「な!?」


「私だってみなさんとまだまだ居たいです。

ですが‥役目が終わったのなら必要ないのです。

そうですよね、館長さん」


館長「そうだな‥」


「なので、貴方たちには本に戻って貰います」


?「しょうがないよな‥俺たちも司書さんに生かして貰ってるからな」


「そんなこと言わないで‥

また、どこかで会えますよ。

その日までお元気で」


こうして一つの図書館が消えた。



はずだった‥






 カチッ‥








運命の歯車が廻り始めてしまったーー








 そして時が経ち‥‥




?「あるじ!!」

?「主様、お茶です」


「有難う」

ここは筑前にある本丸。


「主、政府の者が来てる」


「あら?誰かしら‥美代ちゃんかしら?」


赤羽 美代。
私の担当役人でものすごく頼りになる優秀な人。
仲もすごくいいの!



赤羽「ごめんなさいね、突然来てしまって」


「赤羽さん!!ようこそ。

まんばちゃん、お茶とケーキの用意を」


山姥切「わかった」



赤羽「突然来てゴメンナサイね」


「それはいいのですが‥いったい何が?」


赤羽「実は‥

“帝国図書館”って知ってる?」


「帝国図書館‥

(ドクンッ!)」


聞いたことがある‥


赤羽「そこに時間遡行軍が侵入してしまったの」


「なんてことを‥帝国図書館って文豪たちの本があるところよね」



赤羽「そうなの。彼らの目的は何かはわからない。

だけど放ってはおけない。

行ってもらえる?」


「それはいいけど‥

何で私なの?」


赤羽「‥ルリ、貴女が適任だから。

これ以上言えないの‥ごめんね」



「そこに行けば理由がわかるのよね」


赤羽「うん」


「わかった!私が行くわ」


赤羽「有難う!!

気をつけてね」


「うん!美代ちゃんも忙しいのに来てくれて有難う」


赤羽「ふふっ。

私との仲じゃない」


そう言って美代ちゃんはお茶とケーキを食べて帰ったーーーー













 

赤羽「あとは任せましたよ。

館長さん」





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