戦国のトビラ

□第ニ戦:迷子の姫と左腕に近し者と凶王
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草木を掻き分けて進んだ先に少し開けた所があった
そこの真ん中に空から降りてきた者がいた

左「お、おい!!大丈夫か!?」

左近は駆け寄ってその者の顔をみた
遠くからでは解らなかったが、その者は少女であった
少女の口元に耳を近づけて息を確認するとちゃんと息をしていた

左「良かった……息はしてるな
でも………何で空から落ちてきたんだ??」

少女の落ちてきた空を見上げてみると三成もそこへ来た

三「どうした、左近」

左「あ…三成様、いや」上から女の子が降ってきて…

三「女……?」

左「はい、この子です」

そう言って左近は降ってきた少女を三成に見せた

三「………」

三成は無言で少女に近づき、少女を抱き上げた

左「えっ、み、三成様っ?!」

三「こいつをくれて帰る」
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