君と見た陽


“それ”は“紛い物”だった。

人格ですらも,未来ですらも。

しかし,

君との記憶や生まれた感情は,

確かに“本物”だった。


『私は幸せだった。

君と共に,世界をこの目で見れたことが。

だから私は,

私に直接世界を変える強大な力はなくとも,』




この世界を終わらせたりしない。





あの日の思い出。


貴女が覚えてなくたって良い。




私が、私に誓ったんだ。

私は生きる。あの日の約束と誓いを、守るために。





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