君との繋がり

□プロローグ
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 全てが結末を迎え、誰もが新しい生活へと歩み始めた。

 己も新しい営みを始めるべきなのだろう。

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あの時、莉芳を庇い死にかけた己を伏姫に助けられ、力を使いすぎた村雨が現れないまま1ヶ月が過ぎた。
腕に模様はあるので、身の内に存在するのは確かだか、なんの反応もない。

何だか寂しく感じる……

まぁ、今は誰もこの屋敷に居ないが。
あやねと浜路は学校へ、壮介は教会本部へ、要と那智は教会関係の仕事へ、莉芳は御所へ。

本当に自分は何も出来ないのだと実感した。いや、やろうとすれば出来るが、何をすべきか分からない。

そんな時だ、あの胡散臭いオッサン……改め、フェネガン卿が屋敷を訪れたのは

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