君との繋がり

□思い込み
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「いや〜、久しいね。元気にしていたかい」

 相変わらず、胡散臭い。
ていうか、何しに来たんだ。
「今日は誰も居ないんだけど、フェネガン」

「君は相変わらずだな、信乃」

「あんたに言われたくねぇよ」

「ふふっ」

き、気持ち悪りぃ……
いきなり笑いだすとか……
「……で、何の用だよ。あんたが目的もなく、ここに来るわけがない。
ましてや、今日は俺しかいない」

「顔を見に来たんだよ……、と言っても信じないか。
君に話があってね」

「……なんだよ、改まって。
莉芳を通してでもよかっ」
最後まで言い切る前にフェネガンが遮った。

「いや、君だけに話したかったんだ。単刀直入に言おう。

……この屋敷から出てくれないか?
もっと言うと、帝都から出ていって欲しい」


…………え。
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