切恋。

□ぱっつち(銀←土風味)
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コンコン、と。
放課後の職員室にノックの音が響く。


「失礼します、3年Z組の土方です。坂田先生いらっしゃいますか?」


職員室は廊下と違ってクーラーが効いていて涼しい。
先生だけずるいよな、なんて考えながら先生が来るのを待つ。


「おー、どしたァ。いちご牛乳でも買ってきてくれたの?」

「ちげーよ、んなモン買ってくるかっつーの。」


聞き飽きた冗談を軽く受け流す。


「ちょーっと頭良いからって先生にその口のきき方は無いんじゃないの?」


とりあえず口論になる前にスルーしておく。
ぐだぐだ説教してる間に紺の使い込んだスクールバックから大きめの茶封筒を出す。


「ん、何それ?」


俺はとりあえず茶封筒を銀八に手渡した。
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