ギャグとか甘いの。

□土方先生と坂田くん
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「…センセ、」

耳元で小さく甘く囁く。
俺にとってはかなり恥ずかしい上に勇気を振り絞ってした事だった。

のに!!


「ハイハイ、先生今仕事中だから。」


書類からちらりとも目を離さずに髪をわしゃと撫でられる。
言われ慣れているのが分かりやすいのがまたイライラさせる事には、気付いてやってるのか…。


「あと坂田、一応ここ学校だからな。
もうちょっと離れろ…」


勿論離れるつもりなど無いけど、一応、本当に一応ここは学校。
でも放課後の数学準備室、密室だし窓もなければ人も居ない。

「別に良いじゃん、誰も見てねーよ?」

「後で構ってやるから離れろ…!」

後ろから抱き着くような形だったのを、簡単にぺいっと剥がされる。
いちいち鼻腔をくすぐるタバコの香りに不覚にも心拍数が上がる。
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