好きだから
□海賊
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りさとバンダナの男は港に来ていた。そこには見慣れない大きな船があった。
(で…でかっ!?)
初めて見る大きな船に興奮していると、男が
「おい、モタモタするな。乗るぞ。」
と言う。りさは思わず
「え…えぇ!?!?こ、この船にですかっ!?」
と言うと、
「そうだ。」
と言って乗って行ってしまった。
りさは恐る恐る乗ってみ
ると、バンダナの男と一緒に道着を着た男が走って来た。
「君だね？怪我したのわ。」
優しい目で優しく言ってくる。
「は…はい」
と緊張していたのを察しられると
「ふふ…緊張なんてしなくていいよ。大丈夫だから。」
と言い微笑んだ。
そのおかげだろうか、緊張もとけ、今まで痛くなかった腕が痛み出した。