セシル・クロフォード
艶のある黒髪に蒼藍の瞳を持つ少女
3歳より前の記憶がなく、本人は薄れただけだと思っているが、幼い頃のショックで記憶喪失となった。

両親はルイ・クロフォードとクレア・クロフォード。父親は世界で三本の指に入る程優秀な魔法薬学の科学者で、様々な薬を作り出した。顔が広く、人望が熱い。
母親は魔法省で働く秘書で、ダンブルドアに情報を与えている。
2人共ホグワーツのグリフィンドール出身で、不死鳥の騎士団のメンバー。

ホグワーツの入学許可証が届く少し前から毎日同じ夢に魘されるようになるが、目覚めと共に内容も曖昧になるため、本人はあまり気にしていない。

世界で最初の魔法使い(セイン・パンドラ)の生まれ変わりであり、魔法力もずば抜けて高いが、左耳の月光石のピアスが制御している。この事を知っているのは両親だけで、セシルは「そのピアスはどんなことがあっても絶対に外してはいけない」と言われているだけである。

杖に使われる材料は希少価値が史上で最も高く、世界で最初の魔法使いが滅びる間際にある者に秘密裏に作らせたという。
器に月桂樹。杖芯に四獣の鬣とウロボロスの心臓の琴線が使われた。
ニワトコの杖と対を成す杖。
25センチ。強力でしなやか。

木の意味は一瞬の奇跡/軌跡、儚き命。
杖芯の意味は気高き誇り、始まりと終わり。死と再生

セシルにしか扱えない代物で、他社が使うと四つの厄が降りかかるという。

四獣とは、セインが自らの莫大な魔法力を封印するために四つに分けた魔法を四匹の獣の形にして魔法界の東西南北に散らせたという獅子、虎、狼、豹の姿をした魔法生物。御伽噺や伝説と称されていたが、新たな主の誕生と共にセシルの前に現れた。四獣を纏めて
″Orpheus(オルフェウス)″と呼ぶ。

ウロボロスは始まりと終わりからなる永遠を象徴する魔法生物。
セインの力を四つに分け、杖を作ったのもウロボロス。
暗黒の時代で、セシルをヴォルデモートから守り、以後彼女の守護霊となった。20mを越える純白の大蛇で自らの尾に噛みつき環の形になっている。
魔法の起源とされたウロボロスには
【循環性】 悪循環と永劫回帰
【永続性】 永遠、破壊と創造
【始原性】 宇宙の根源
【無限性】 不老不死
【完全性】 全知全能
これら5つの【性】、聖なる星とされる力が備わっている。



セシルの本名はクロフォードではなくパンドラ。セインの意志を継ぐ者として、強力な魔法も難なく使う。
許されざる呪文に唯一体が抵抗を持っていて、服従呪文も磔の呪文も、死の呪文でさえ効かない。怪我をしても自己治癒できる。




各話詳細(ネタバレ注意)


【賢者の石】
11歳の少女セシル・クロフォードはダイアゴン横丁で『生き残った男の子』ハリー・ポッターに出逢う。
ホグワーツでグリフィンドール生になったセシルはハリー、ロン、ハーマイオニーと友達になり一緒に過ごすことに。
変身術、魔法薬学、闇の魔術に対する防衛術など、全てにおいて好成績を収めるセシルであったが、クィレル教授に不信感を抱き始める。
そして4人は立ち入り禁止の四階の部屋で三頭犬を目にし、その三頭犬フラッフィーが守っている物が″賢者の石″だということを知る。
また、禁じられた森でユニコーンが襲われるという事件があり、十一年前に滅びたとされていたヴォルデモート郷が賢者の石を狙っていた。
騒動の最中、セシルは自分が他の子供とは違うのではないかという疑惑を持ち始め、そして遂に、ヴォルデモートの魂によって封印のピアスが破壊されてしまう──!!

[TOPへ]
[カスタマイズ]




©フォレストページ