ウルトラマンゼロIF外伝

□ANOTHER SEQUENCE04『見よ、親子の大変身!』
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 ビクトリウムエネルギー吸収により発生した凍結現象、その元凶であるマーゴドンとレイキュバスを倒したゼロとビクトリーであったが、地上に戻るとバンデロとブラックキングに苦戦するギンガの姿、すぐに加勢するが異次元人ヤプールが改造超獣軍団を送り込まれてしまい、劣勢に立たされるゼロ達、ヴィヴィオはゼロ達を守るべく、バンデロに連れていかれてしまうが、そんな約束を守るわけなくヤプールは改造超獣軍団で止めを刺そうとしたそこに、ウルトラマンタロウとウルトラマンヒカリが駆け付け、改造超獣軍団を撃破するのだった。



「あだっ!」
「ちょっと動かないで下さい」
 ライブベースの司令室でサクヤが負傷したゴウキとアリサの傷の手当てをしており、隊長席の側では手当てを終えた陣野と、ヒカリの地球人としての姿『セリザワ・カズヤ』と話していた。
「敵は並行宇宙、それもM78星雲が存在している宇宙からやって来た、ということですね?」
 セリザワは敵について話を聞いていた、やはり敵が自分達の宇宙とは並行の存在の宇宙からやって来た事に驚きがあった。
「はい、敵はこの地球のビクトリウムを狙った並行の存在のチブル星人であり、そのチブル星人も同様にビクトリウムを奪い、何かに運用しようとしているようです、そして、理由は聞いていないのですがチブル星人達はあなた方の宇宙とは並行する宇宙からやって来たウルトラマンゼロの娘であるヴィヴィオちゃんを狙い、そして拉致されてしまいました」
 そしてもう一つ驚いた事は並行の存在であろうと、自分達が知る若きウルトラマンに娘ができていた事だ、ヒカリやタロウの並行のM78ワールドのゼロにはまだいない様子。
「ヴィヴィオちゃん………俺達がもっとしっかりしていれば………!」
 拳をデスクに置いていたゴウキはその拳に入れる力を強くしていた、ギンガの次に駆け付けたが、ブラックキングに呆気なくやられてしまい、気を失ってしまっていた、それはアリサも陣野も同じだったが。
「だけど、私達なんかよりも悔しいのは………」
 名前は言わずとも分かる、先に駆け付けたヒカル、そして父親であるシンと親戚に当たるユーリだ。
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