ウルトラマンゼロIF―NEW EARTH ODYSSEY―

□SEQUENCE04『ネオスーパーGUYS出動せよ』
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「どこで働いてるのよ?」
「星川航空」
「あ、淳子の会社ね」
「知ってるの?」
「だって同級生」
 言えばすぐに返事が来る言葉のキャッチボールの末、その事実にレヴィは驚いた。
「いやぁ〜淳子と一緒に昔は好き放題したわ〜」
 どうやら星川航空の社長も海鳴警備隊の関係者であるようだ。
「そっちは任せて、言えば休職扱いにしてくれるはずだから」
「やった!」
 ガッツポーズを取るレヴィ、これで一人の入隊は決定した。
「三人はどうする?」
 レヴィの場合は仕事、その仕事先の社長がアカネの知り合いだから簡単だが、彼女達の場合は大学があるので簡単ではないと思いきや。
「大学の講義がある日に休みが取れれば問題はないのですが?」
「なら大丈夫、大学通いながら働いてるのもいるし」
 ネオスーパーGUYSは各分野に流通したクルーが沢山おり、中には大学に通いながら在籍しているクルーもいる、CREW GUYSだった頃、『レジェンド7』と呼ばれたクルーが活躍していた頃、その一人が医者の卵だった事もあり、大学に通いながら活躍したクルーもいた、似たような例と言えば保育園の先生や中学の教師をこなしながらと、夢に向かいながら戦っていたクルーも少なくない。
「そうですか、なら」
「シュテル」
 途中でディアーチェが呼び掛けたためそちらの方を向くシュテル。
「もともとはそのために残ったのです、ネオスーパーGUYSに入って戦うのも一緒……いえ、それ以上かと」
 ネオスーパーGUYSとして事件に関われば合法的に最新鋭の技術や、高い権力を使える、これほど自分達の目的に合った組織はない。
「その通りだな」
「ディアーチェとユーリはどうしますか?」
 後は二人、この二人はどうするのかと問い掛けた。
「我らは入らず、裏方でいるとしよう」
「そうですね、このままでしかできない事もありますでしょうし」
「そうですか、では、怪獣災害の方は私とレヴィにお任せを」
 ネオスーパーGUYSへはシュテルとレヴィが入隊する事に決定、ディアーチェとユーリが入らないと決めた以上、アカネは無理強いをする事はなかった。
「だが、力が必要になったら連絡してくれ、これでも考古学が専門だからな我は」
「私も環境学専門ですからいつでも」
 その二つの分野は怪獣と深い関わりがある、環境学はもちろん、考古学は言い伝えや伝説に伝わる生物が怪獣だったりするため、防衛チームにとっては需要が高い。
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