虹灰

□ココロの痛み
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バスケが嫌いな訳ではない。むしろ好きな方だ。だけど団体行動とかいうやつが嫌いで部活はしょっちゅうサボるのが当たり前だ。

しかし…

「はーいーざーきーいー」
「うげっに、虹村サン…。」
「なにサボってんじゃゴラァ!」
「イ、イデッイデデデデ!」
バスケ部のキャプテン、虹村さんが俺を連れ出して結局参加するハメになる。

「ちぇっ…めんどくせぇな。」
「ハハッ。途中からくるなら最初からこいよw」
「うっうるせーな!ダイキ!」
これだから団体行動は嫌なんだよ。しかも最近厄介な奴が入ってきやがったし。
「青峰っちー!ショーゴ君なんて相手にしてないで1on1やってくださいっスよ!」
なんてってなんだよ。まじうぜーな。
そう、厄介な奴とはモデルの黄瀬涼太だ。なんか俺とプレースタイルがすげー似てるからか、よく突っかかってくる。この前なんかスタメン掛けて1on1しろとか言われたし。まぁ勝ったけどなw
俺は部活が終わったらすぐに帰宅した。

しようとした。
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