ショートケーキ
□どうやら女の笑顔には弱らしい
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「あー、暇だ。新八〜……何か面白いことしろ」
ぼーっと万事屋でソファでくつろぎつつ、唐突に何か言い出す店の店主坂田銀時。
「何言ってるんですか、いきなり…それより、依頼でもなんでも探してきてくださいよ」
「あぁ〜?こんな暑い日によ、銀さんを外に出す気ですか新八くんは」
季節は夏のため、いつもぐぅたらな銀時だが更にめんどくさくなる
神楽は神楽で、定春をパタパタとうちわで扇いでいた。
そんなだらだらな万事屋にインターホンが部屋に鳴り響いた
ピンポーン…
「おい、新八客だヨ 出るヨ」
「あー、はいはい…」
客の応対の天才の新八くんはすぐさまお客様のもとへ
「いや、そんな天脳いらねぇわ!!!」
「うっせぇな…ナレーションに口出すなや 早くいけよメガネ」
「うわ、むかつく…はいはーい…今行きます〜」
そして玄関へ向かう新八。
こんな日に客なんぞ…やる気しねぇ。
そう思い鼻くそをほじくっていると…
玄関のほうで一度だけ聞き覚えのある声が聞こえてきた。
『……坂田…銀時さんのお宅ですか……?』
「あ…はい、そうですが…銀さんに用ですかね、どうぞお上がりください」
おいおい、まさかまさか…
『あ、でわ…お邪魔致します……』
そして新八が居間に連れてきた客…
前に助けた、女だった
。