ショートケーキ

□小型の盗聴器
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「似合わないアルな」

「そんな正直に言っちゃダメだよ 神楽ちゃん」

「おい、新八。お前もすごく失礼だわ」



時刻は午前9時。
カフェのスタッフ用制服を着た銀時が万事屋の玄関に立っていた。
いつもの銀時を並べて考えてみると…実に似つかわしくない衣装だ


いや、自分でも思うけどねっ!?こんな服来た事ねぇし…





「……行ってくるわ」


神楽や新八に言われたことを根に持ち、重い足取りで万事屋の階段を下りていく。


「いってらっしゃいヨー、あやによろしくネ!」

「ぎ、銀さん似合ってますって!ヤバイっめっちゃ痺れる憧れる〜っ」


フォローしてるんだろうが…ものすごいわざとらしい新八に銀時はふっ、と笑って
階段を下り、あやがもういるだろういつもの店に向かい歩き出す。




あーあ…あやにも笑われんのかね……銀さん泣くわ。





「それにしても……」





あやが困ってる顔に弱い俺だ。
今回のことでさえ、あやが困っていたから…



なんなんだろーなぁ……






そう心で思いながら、足を進ませた。
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