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□高尾和成の憂鬱
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『高尾ーー!!!高尾高尾高尾高尾高尾!!』
「人の名前連呼しないで!!なんか呪文みたいに聞こえてくっから!」
『あのさあのさ!!ちょっと聞きたいことあるんだけどさああ!!!』
「はいはいなーに?どうせろくでもねーことだろーけどなー」
『高尾ってイケメンなの!?』
「ブフォ!?!?なっんゲホっ!ちょ、ええええええ優奈サン!?何言ってんの!?!?」
『え?だから、高尾ってイケメン「そういう意味じゃねーよ!?何でそんなこといきなり聞いたのかっつーことだよ!つか本人に普通聞く!?」
『ああそういう!えっとね、友達が「高尾君イケメンだよねー」って!!だからイケメンなのかなーと!』
「で、オレんとこ来たっつーこと!?」
『そうだけど?うんうん確かに切れ長の目にスッと通った鼻筋つか肌綺麗だわ形のいい唇……あぁ確かにイケメンだわ。』
「………!?!?何分析してんの!?」
『そっか高尾はイケメンだったのか!』
「」
『……ん?高尾どうしたの?頭抱え込んでさー!』
「何でもねーよもう………(嬉しいのか空しいのかわかんねーよ…)」
高尾は貴女のことが好き。
((真ちゃああああん!!!))
((一部始終は聞いていたのだよ。…お前も大変だな。))
((真ちゃんに心配されるって相当じゃねぇ!?いつになったら意識してくれんだよおおお!!))