□自己紹介
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――校庭



影から見ればザワザワと騒ぐ生徒諸君


#○模様に、青、萌黄色、紫..紫?それに、群青、深緑、ピンク


様々な忍者装束を身にまとった生徒が雑談やらをして、壇上に上がる先生を待っている



「あ、あああの...学園長先生?」


「なんじゃ?」


「これは、一体...」


「なぁに、簡単なことじゃ」



カラカラと笑い、次に私に言った言葉は衝撃的だった




「生徒たちへ、自己紹介じゃっ!!」







おーまいごっど


神なんて紙だって分かってるけど、いまはそんな神様を信じたい



嘘だって言ってくれ、と




































「それでは、新しく降りてきた天女様を紹介する」




壇上で声たからかに上げ、そう宣言する学園長

その言葉で空気がピシリ、と固まった気がする





後ろからトン、と山本先生に背を押され壇上へゆっくり、そう...







転ばないように






登った




「...え」




ずべしゃっ




案の定、転ぶわけなのだが




あぁぁあああああぁぁああぁあああああ!!!!



なんで私ってばこういう時に転ぶかな!?
大会の入場の時とか、挨拶のあととかなんて絶対転ぶし!!


少し落ち込んでいると、紫と群青、深緑の方から強烈な野次と笑い声が聞こえた




ムクリ、と起き上がり、心配する学園長に微笑んでから、マイク(なんである?)の前に立った





「えー、さっき笑った人、野次を飛ばした人はこれが終わった後に残りなさい。ぶっ殺します」




先ほどの笑い声等が一気に止み、ただシンとした空気が漂う



よく見れば浦風くんと三反田くんが半笑いだ




「えー、新しく降って?落ちて?なんていうのかな、うん。まぁ、そんな感じで。


苗字名前です。是非、高学年のクソガキ共には苗字で呼んで貰いたいです。

あれだろ、お前ら天女とか見分けがつかなくなるからひとまとめで言ってるんだろ。そのうち彼女とかで何股もしてっとアレだぞ、名前分かんなくなってそのうち『姫』とか言い始めっからな。


えっと、掃除のお姉さん(仮)になりました。高学年の方は見つけたら是非とも話しかけないでください。石を飛ばした場合はぶっ殺します。


よろしくお願いします」



綺麗に立礼をし、壇上から降りるとヒソヒソと話し声が聞こえてきたけど全部スルーの方向で











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