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□ちょ、誰だし
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校庭に行くとそこには5人程の人、
それぞれ、深緑2人、群青1人、紫2人がいた
「貴様!!自分から呼び出しておいて遅い!!」
ビシィッ!!と指を突きつけられた、深緑に
「いやぁ、うんー。ちょっとねー」
「フッ...私の美しさに吃驚して逃げたのかと思ったがな!!」
そう言ったのは紫色の人
あれ、なんか見覚えがある...
「んぁー、まぁ、いいよ、いいっか。
最初は誰でーすかー?」
「一番手はこの私!!
さっきぶりだな、名前ちゃんっ!!!」
元気良く手を上げてくれたのは深緑の人
まん丸の目を細ませて人懐っこそうに笑う彼
「...あれ、誰」
見覚えがあるような、ないようなー...
そう言った瞬間に彼がずっこけたのは確かだった
「おー、ナイスなズッコケだな。吉●入れるよ、絶対」
「今朝、一緒に鍛錬をした七松小平太!!!
朝飯を食ったから元気がいけいけどんどんだ!!!」
「なんだ!!そのポポポポーンのような魔法の言葉!!ちくせう、私も欲しい!!」
そう言うと背中がゾクリ、とした
嫌な汗が背中に流れる
強ばる首をギギギ、と動かして後ろを見ると
「.....。」
救急箱を持ち、その場に正座している三反田様と使い魔・鶴町様だった
クルリ、とナナマツくんに向き合っていう
「フッ...どうやら、これで怪我をしたら私は殺されるらしい...」
「そのようだな...それは、私もだ...」
恐ろしげな顔をする七松くんの視線の先には深緑が2人
私と七松くんは目を合わせて笑った
「細かい事は気にするな!!!」
「ポポポポーン!!!」
私と七松くんは同時に走り出した
七松くんは苦無を方手に、
私は...
ガスッ!!!!
「おぶぅっ!!!!」
私は、七松くんに向かって懇親のラリアットをかました
ドサリ、とその場に倒れる七松くんの上にまたがり、
「ウグッ!!!ちょっ...しまってるしまってる!!!」
「はーい、いーち、にー、さーん、しー、ごー...」
そのまま並十字締を決め込んだ
これは、交差した手で首を締め上げ、頚動脈を圧迫し血液の循環を止める絞技である
「私の負けだぁああああああああああ!!!!」
はい、1人目
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