□自己紹介
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朝礼?が終わり、ボケーとしてると浦風くんと三反田くん、そのほか3人程の萌黄色の子達が集まってきた



おっと、1人ズバ抜けてでけぇやつがいるぞ




「名前、もう仕事行くのか?」


「藤内ー...もうそんな言い方でいいの?」


「おや、浦風くんに三反田くん、それと他のお三方。どうしたの?」


「あっちで律儀に待ってる高学年がいますよ」


そう教えてくれたのは赤茶っぽい髪型の子。以外と背がでっかい


その子は両手に綱を持っていて、その綱は両隣の2人の腰につながっていた



「あ、僕..は、富松作兵衛です」


「富松くんね。なに、その子達はペット?」


「い、いや...。コイツら迷子癖がすごくって」



恥ずかしそうに頬を染めてそう言う富松くんをペロペロしたい



「名前すっごい悪い顔してるぞ」


「ぉ...マジか、浦風くん。で、そちらのペ...ゲフンゲフン、2人は?」

「いまペットって言いかけたよね」


気の所為の助だよ、三反田くん




「私は3年ろ組の、神崎左門!!決断力のある方向音痴だ!!」


「何その方向音痴!!もう方向音痴すらでないっ!!」


「俺...、僕は同じく3年ろ組の次屋三之助です。よく無自覚な方向音痴って言われます」



「無自覚って一番怖いヤツじゃないの...。まぁ、よろしくね、神崎くんに次屋くん」


「本当は孫兵もつれてこようと思ったんだけど、途中でいなくなってた」


「あぁ、じゃあきっとジュンコがまたどっかに行ったんじゃない?」



まごへ?じゅんこ?


なんだそれ、呪文か





「あ、それより、待ってますよ」



校庭を指差して教えてくれた富松くん



「あ、そっか。ありがとねー、後敬語無しでいいからっ」



「マジか、ラッキー」

「じゃあそうする!!」


そう真っ先に言ってくれたのは迷子2人


私はあの5人に手を振って、校庭へと向かった







さて、餌食は何人いるかな...














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