赤の日記

□レディと遊ぼ?
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多分この顔はそうだ。

暗殺ボンバー四天王は異常にホワイトを敵視していると本人が言っていた。
だから、多分恐らくだが俺の親友イコールホワイトがどこかにいるんじゃ無いかと思い、そして俺におんぶされている所を見られたく無いのだろう。

「おんぶが嫌なら肩でも貸すゼ?」
「...ん.」


首を振って両手を伸ばしてくる。

ホワイトが居ないことは信じてくれたのだろうか、だが何を言いたいのやら...抱っこが良いのだろうか?

「私の相手をしてくれるんでしょっ?」
「ま、まぁ、お前が困ってんなラ...」
「レディの相手は慣れて無いの?」

静かに座り直しながら再び腕を掲げてくる。

餓鬼の癖に色気付きやがって...。

ふんっ、と鼻をならしてすまし顔。
戦場だったら今すぐにでも殴りに行っていたがこんな安い挑発に乗ってやるものか、と堪える。

右手だけを優しく受け取り手の甲に口づけて、

「解った。相手してやるヨ」

ナンパ成功率95%、なめるなよお子様。
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