12/10の日記

11:19
100年の孤独:読破
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だいぶ遅くなってしまいましたが、レポです。

まずあらすじですが、舞台はおそらく19〜20世紀くらいのコロンビア。

開拓村のマコンドで暮らすブエンディア家の人々の栄枯盛衰の物語です。


まず思ったのが…あさきゆめみしですか?コレ?

どんだけアルカディオ・アウレリャノリピート激しいんですか⁉
もうずーっと同じ名前ばっかり出てくるので、家系図が欠かせない物語となってます。

でもこれって、裏を返せばずーっと同一人物が繰り返し現れてるってことなのかなぁと。実際まるっきり同じじゃないにしろ傾向の似てる人物ばっかりだし…梨木先生の『沼地のある森〜』はコレの影響を受けている気がします。鏡原の人々≒ブエンディア家みたいな。

色んな人が考察してますが、とにかく細かいエピソードが沢山盛り込まれてて飽きない!そしてどんな切り口からも楽しめる!
戦争とか文明開化とか、歴史になぞった部分が多いかと思えば、錬金術やら幽霊やらファンタジー要素もあり、恋愛やらエロスやらもあり…

もう本当に一族の濃厚すぎる人生そのものがとても魅力的に描かれてます。

お気に入りのキャラクターは、やっぱりジプシーのアルキメデスと2人のアマランタちゃんですかね。

何度も登場しては色々とやってくれちゃうアルキメデスさん…最後の最後まで食わせ者でしたな。

誰よりも優しく、慎ましく、誰よりも孤独だった初代アマランタはやっぱり死に際のお手紙の話が素敵で忘れられないです。
私も、自分の死に際はこんな風に優しい人になりたいなぁと。

メリーポピンズのような素敵な2代目アマランタちゃんも素敵でした。完璧なレディなのに、どんどん堕落していっちゃうのが悲しくもあり魅力的でもあり…ラストが呆気なさすぎる気もしますが、そこはやっぱりブエンディア家の人間なので仕方ないかなぁとも。

孤独に生きて孤独に死ぬ。

それでも精一杯生きる!


そんな素敵な一族の物語でした。

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