過ぎたアヤマチ

□No.1
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跡「で、何のようだ」


要「あ、えっと…テニス部のマネージャーになりたいと…」


景吾の強い口調に少し怯えながら答える藍沢さん


日「生憎だが、マネージャーは入れる気はないが…」


そこに追い討ちをかけるように、日吉が睨みながら、強い口調で言う


そのせいで、藍沢さんがもっと縮こまってしまった


要「あの…前にいた学校でも、やっていたので、えと…やりたいと、思っていただけなので…無理なら…別に…えと…」


なんか可哀想になってきたんですけど…


鳳「いいじゃん、やらせてあげようよ」


藍沢さんを気遣ってか、チョタが満面の(黒い)笑みで言う


…チョタよ、黒くなる必要性がどこにあるんだ…すごい部屋の温度が下がった気がするんだけど


日「............」


ほら、日吉がめちゃくちゃ顔歪めてますからね?!


鳳「だってさ、今まで仕事してくれていた愁先輩がいなくなっちゃうし

いい機会だから、やってもらおうよ


いいですよね、跡部先輩(ニコッ)」


日吉を説得しようと、すごく爽やかな笑顔で景吾に同意を求める


その爽やかさが逆に怖い...


跡「いや…今の部長は日吉だろう

日吉が決めることだと思うが...」



景吾も爽やかな笑顔が怖かったらしく、少しどもりながら答える



鳳「えーー」



景吾の答えがとてつもなく不服だったようで、先輩への敬意のかけらもない声を漏らす


あれ?チョタってこんなに礼儀正しくない子だったけ?腹黒い子だったっけ?




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