過ぎたアヤマチ
□No.6
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午後の授業もサボるから、暇になった
なぜ学校にいるとか言っちゃダメだからね笑
てことで、スマホいじってるといつの間にか放課後
すると、屋上のドアがあいた
「愁!」
開いたドアには宍戸がいた
『んー?どしたの?』
「お前さぁ、昨日何かあったか?」
『は?何も…ないけど?』
「本当に?」
『え、うん』
宍戸はいつになく真剣な顔
昨日と言われて、あいつらに殴られたことを思い出したけど、心配かけたくないし黙っとくことにする
「そうか…ならいい」
少し悲しそうな顔をされた気がするけど、すぐにいつもの顔に戻った
「帰るぞ」
『あ、うん……ん?部活行かないの?』
「あぁ、持ち上がりだからって勉強しないのはダメだろ」
『まぁ、そうだね』
なんだろ、心なしか声が冷たい
(そんなに俺は頼りねぇのか?…)