読み物

□シロ、日々勉強
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その後、シロくんと私と鬼灯さんでベンチで一休み。

鬼灯さんはお手柄だったシロさんにジュースを奢ってあげていた。

ねえ私には?
人のテレビ勝手に使っておいて謝罪もなしかよこの野郎。
一瞬でもカッコイイと思ったことを悔やむわ!


鬼灯さんとシロくんは仕事について泥沼トライアングルっぽい話をしていたが、私はイライラしながら一人でコーラを飲む。
げぇーっぷ。



「あっ鬼灯くん紅葉ちゃん!君達も休憩?」
『あれ、閻魔大王!』

突然後ろからかかってきた声に振り返ると閻魔大王がにこにこ笑いながらこっちに来ていた。

新入社員のシロくんを見つけると閻魔大王は嬉しそうに笑う。

「カワイイ〜〜真っ白だねぇ!」

鬼灯さんは立ち上がってシロくんの紹介をしようと口を開くが、閻魔大王はシロくんと遊んでいて全然聞いていない様子。
閻魔大王わざと殴って欲しくて無視してるんじゃないかってくらいはしゃいでる。


「お手!」
「閻魔大王…きちんと挨拶を…」
「おかわり!」
「大王…」
「伏せ!凄いさすが桃太郎の元お供!じゃあ少し高度なヤツ!イノキのモノマネ……」

ゴッ


「シロさん、この方が天下の閻魔大王ですよ。」

「よろしく、ワシが閻魔じゃ。そして彼はワシの腹心のはずです…」
「げっ…元気ですかっ…?」
「……今あんまり……」


『怒られるのも当然だよね。』
「うぅ、紅葉ちゃんまで……」


呆れたように笑いながら見ていると、鬼灯さんはシロくんに閻魔大王に尽くすように言いながらもポンコツだのうるさいだのと言っていた。

その結果、


「はいっしっかり尽くします!鬼灯様!紅葉様!よろしくお願いします閻魔さん!」
「あれ!!?」


シロくんの中での順位は鬼灯様≧私>>(超えられない壁)>閻魔大王>先輩>桃太郎=オレ=ルリオ=柿助となっているようだ。
私は何もしてないんだけどなぁ。
鬼灯さんとのケンカ見られたからかな?実力行使ってやつだね。
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