□ささやかな願い。
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12月25日はクリスマスと
リヴァイ兵長の誕生日。

今年は何をあげようかな…









「リヴァイ兵長!お誕生日おめでとうございます‼後、メリークリスマス!」

エレンはクリスマスの帽子を被ってお掃除セットをプレゼントしてきた。
旧リヴァイ班は四人で高級ウイスキーをプレゼント。

団長室に行けば
「リヴァイ、誕生日おめでとう。
これは細やかだが、私達三人からプレゼントだ。」

そう渡されたのは、香水だった。
この時代香料自体が高く貴族が使うくらいの代物だが、誕生日とクリスマスだと言う訳で買ってきてくれたようだ。

「ミケがね、リヴァイによく似た
香りを探してくれてね。本当に助かったけど…」

ハンジが口を濁しながらこう言った。

「香りが強烈すぎて…今、絶賛嘔吐中なんだよね…」

だからいねーのか…。
後で掃除だな。


「そう言えば…神楽がリヴァイを探していたよ。早く行ってあげなよ。」
「あぁ、すまないな。…ありがとう…」

リヴァイは照れ臭そうに小さく御礼を言った。










「神楽。」

談話室で一人いたところを見つけた。

「あ、リヴァイ兵長!
メリークリスマス♪」
「メリークリスマス…」

神楽は笑顔で、挨拶をした。
そして、プレゼントを渡された。

「兵長、お誕生日おめでとうございます。これは…私からの細やかなプレゼントです。」
「…これは?」

「支那柊って言う花です。」

その花は黄緑色の小さな花を咲かせた可愛いらしい花だった。

「この、支那柊には花言葉がありましてね、確か…清廉でした。
だけど、それよりこの花はリヴァイ兵長の誕生日花なんですよ。

他にもポインセチアや薔薇などがありますね。ウフフ…どれも、リヴァイ兵長には当てはまらない花言葉ですが…皆リヴァイ兵長に似合う花ですから…私は大好きです!」

華のような笑顔を見せる神楽に愛しさを感じる。

「ふっ。てめーらしいプレゼントだな。ありがとな。」

俺たちは見つめ合って

『メリークリスマス』

甘いキスをした。

その日はホワイトクリスマスで最高の誕生日とクリスマスになった…。



*兵長、誕生日おめでとうー!
本当に三十路には見えないくらい美形兵長‼これからも、頑張って活躍してね☆

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