Novel

□ショートケーキ
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まっしろな部屋に、まっしろな服。すこし細くなった腕に光る銀の手錠。

きみは何を思っているの?


「ごはん、たべる?」

「うん」


彼女は窓をぼーっと見つめたまま答えた。

彼女の目には何が映っているのだろうか。
僕と同じ景色?

それとも彼女にしか見えない景色なのだろうか。
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