□特別な誕生日
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9月25日 今日は俺の誕生日。




「お誕生日おめでとうございます!切原さん!」

目の前には笑顔で祝いの言葉を言ってくれてる可愛い彼女の桜乃。
付き合って初めて迎える誕生日。
今日はお互い部活が休みだったことで東京から神奈川の俺の家まで桜乃がきてくれた。


「サンキュー!桜乃!」

(誕生日に可愛い彼女が祝ってくれるとか最高すぎるだろっ )

切原は幸せを噛み締めていた





「あ、あの! …実は私、切原さんにバースデーケーキ作ってきたんです…」


そう言って桜乃が恐る恐る紙袋から出したら箱がでてきた
箱を開けると真っ白で埋め尽くされたワンホールのケーキに一番上には周りに数個いちごが乗っかっている
そう、定番のショートケーキだった。



「おぉっ! すっごくうまそうっ! さっそく食べようぜ! 」


「あっ!待ってください 切原さん!」


「 ?.. どうした?桜乃?」

「あ、あのっ!実はこのケーキまだ完成じゃないんです… 」
そう言って桜乃が紙袋の中から出したのはチョコペン。


「…へっ???」

間抜けな声を出している切原だったがその間にも桜乃はケーキにせっせっとデコレーションしていった。




「切原さん… … …私の…気持ちです////… 」

桜乃は顔を真っ赤にしながらそう言った。

書いたチョコペンの文字を切原が覗くと、




"赤也さん大好き"

と少し大きめに書かれた文字があったのだ

「 〜〜〜っ///!」


突然切原は顔を下に向けて黙りこんでしまった


(ど、どうしたんだろう?切原さん… ………まっ、まさかチョコペンで書いたのはまずかったのかな … とにかく謝らないとっ)
顔を青ざめた桜乃が切原に声をかけた


「あの、切原さ…「桜乃。」」


桜乃の名前を呼んだ切原はおもいきり桜乃を抱きしめた。

「〜〜/// き、きりはらさっ///」
先ほどまで青ざめた顔がまた赤くなりだした


「すっげー嬉しい!!俺も大好きだ!桜乃!!」


「わ、私も、とっても大好きです...///」



桜乃に言われた切原はくしゃっと幸せそうな笑顔をしていた。



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