貴女とSexyZoneの物語
□優しい先輩
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この春私は高校一年生になった。
地元ではそこそこの進学高校 で同じ中学出身は一人もいない。
そんな高校を私が選んだ理由は・・・・・
憧れの佐藤先輩に会うため。
佐藤先輩を知ったのは中学の体育祭。
走るのが遅い私にコーチしてくれたのが、陸上部だった佐藤先輩。
運動が苦手な私のために放課後遅くまで練習に付き合ってくれていた。
そんな優しい佐藤先輩にいつの間にか私は恋をした。
だけど佐藤先輩は陸上部のエースでファンも多い。
体育祭が終わるまでファンの子による軽い嫌がらせを受けたりもしたけど、体育祭が終わると同時に嫌がらせもなくなった。
佐藤先輩とのつながりが無くなった証拠でもある。
そんな中、噂で佐藤先輩はあの進学校に入学すると聞き一年間必死に勉強をした。
苦にはならなかった。
また憧れの佐藤先輩に会うためと自分に言い聞かせた。