紬糸【青の祓魔師】
□【第6話】淋
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昼食を摂りに帰ってきたと言う奥村燐と共に昼食を頂いた私は、午後の授業を受けに学校へと向かう燐を寮から送り出した。
「好きな部屋を」
とメフィストに言いつけられている私は燐とその弟が住まう部屋の向かい側の部屋を選ぶ。
何故ってそりゃあ勿論怖いからだ。
1人の時間は思うより暇で…午後一番で届いた自分の荷物を整理するにはもってこいな時間だった。
「…ふぅ…思た以上に荷物が多かったわ……
しんどかった…」
整理した部屋の中央にちょこんと座りながらそう呟くと、1人で片付けた疲れなのかいきなりの眠気が襲う。
塾の授業まであと2時間。
少しだけ眠ろうと、私はカーペットの床に寝転んだ。