世界の終わりと癒しの歌2

□【本編】同じ香り
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起きて、一緒にシャワーを浴びて私達は部屋を出た。


お父様、ロード、ルルと一緒の朝食をするためにある部屋へ入ると私に抱きついたロード。


「おはよぉ〜!

あ、ティッキーも目ェ覚めたんだねぇ」


ティキがロードの頭に手をのせると、ティキは先に席につく。

「あれぇ
歌姫、ティッキーと同じ匂いがするよ?」

ニヤッと笑ってその言葉をロードが発するとティキは、吸い込んだ煙を盛大に吐いた。

けほけほと、むせ返るティキの背中を優しく撫でて私はロードへ視線を向ける。


「こういうこと…」


微笑みながらティキの頭にキスを落とすと、ロードはわかって居たというような嬉しそうな笑みを溢す。


「千年公ぉ〜、今日は赤飯〜」

嬉しそうにお父様に抱きつくロードが可愛い。

そのロードを受け止めたお父様の嬉しそうな顔、

ルルは、いつも無表情なのに今日は少し笑みを見せる。


「ルルも、喜んでくれるの?」


私が驚いたようにルルにそう問いかけると、ルルは私の顔をじっと見て微笑んだ。


「ティキと、歌姫…
すごくお似合いだと思って…
主も嬉しそう…」


そのルルを見て、私とティキは顔を見合わせながら微笑んだ。






家族みんなが大好き。



まだ目覚めて居ないジャスデビにも早く教えたい。


私の家族は暖かい。

この環境をどうしても守りたくて…

私は決意するよ。




教団を…
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