世界の終わりと癒しの歌2

□【本編】明日
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ここに居たら?

私は確実に殺される。


そして、確実にルベリエを殺す。


でもそれは皆の前で人間を殺すと言うこと。

それだけはやってはダメだと頭でわかってる。
それと心が、仲間が私を殺人鬼、敵と認識するのを嫌がってる。


殺気を抑えた体で一生懸命当たりを見るとボロボロの教団が目には入る。

ここで皆と一緒に居たい。

家族の元に帰りたい。


二つの感情が私を支配してた。

そんな私を現実に引き戻したのはルベリエの声だった。

「そのノアはこちらが監視します。
こちらに渡してください。」


まるで珍しい動物のような扱いに私は笑った。




強く真っ直ぐ私は仲間を愛してる。


でもここへ居るべきじゃないんだ。


「ルベリエ長官!

待ってください!彼女は僕らを殺さなかった!
殺そうと思えばもっと早くに殺せたはずです!」


コムイの弁解が聞こえて私は目を閉じた。
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