銀恋
□みたらし団子
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今日は非番。
とても暇だった。
同じく暇な人を見つけようと廊下に出た午後2時40分。
見つけたのは土方十四郎その人でした。
「あれ、土方さん今日は隊服じゃないんですね。
非番ですか?」
「あぁ、ってお前も非番か」
土方さんは、私の着物姿を見てそう言った。
「えぇ、まぁ…
土方さんこれから暇ですか?
この前パトロールしてる時にいいお団子屋さん見つけたんですよ!
そこに行きましょ!」
土方さん……お願いします!
そのお団子屋お団子屋のくせにハイカラな雰囲気なんです!
もういっそカフェってなのっていいくらいに!
店の中カップルばっかりなんです!
1人じゃいけないんです!
「あ?団子屋だ?
俺は甘いモンは食べねぇんだ。」
「マヨネーズは森羅万象何にでも合うんですよね?
団子屋行く途中でマヨネーズ3本買わせていただきます!」
「よし、パトカー一台かっぱらってくるわ」
よっしゃぁぁあ!
ふふ、鬼の副長もマヨネーズの前ではただの綿棒よ…!
こうして、土方さんとお団子屋デートすることになりました。