銀恋
□喧嘩しても仲がいい奴はずっと仲ががいい
1ページ/3ページ
言いすぎた部分はあったと思う。
自分でも後悔したし、反省もした。
自分もまだまだ子供だと罪悪感もある。
でも
お願いします言い訳させてください。
あの日は過去最高の猛暑日。
ジリジリと働き続ける太陽の野郎の所為で頭はガンガンしてた。
鳴き続ける蝉の所為で聴覚もおかしくなってたし、熱を持ちすぎて蜃気楼が立ち上がったアスファルトの所為で平衡感覚すら変だった。
そこにさ、いつも平和な屯所の周辺で痴漢騒ぎ。
まぁ警察だから犯人追うじゃん……でもさ、新人は暑くても仕事に勤しんでるっていうのに……焼けるアスファルトの上を走ってるっていうのに………あいつは……あの野郎はクーラーガンガンのパトカーで私と犯人の真逆の方向へ走っていくわけよ…………。
追い討ちに『そんなに暑かったですかィ?……いや……お前がどうしょうもなく酷っでぇ顔してやしたからねィ?』
この台詞…………この……台詞ぅぅぅぅぅぅぅぅううう!!!!!
さぁ………画面のそっち側……平成に生きるそこの貴女はイライラしない自信がありますか?