白球を追いかけて
□第4話「入学式と新しい出会い」
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〜練習終了〜
鉄「今日の練習はここまでだ。各自ダウンをしっかりしてあがれ。
明日は入学式前日ということでオフにする。しっかり休めよ。」
「「「「はい!!」」」」
監督の話が終わり解散となった今、その場に座り込む者、寝そべる者が結構いる。
どうやら、体力の限界が来ていたようで練習が終わって、糸が切れたようだ。
ほぼ1年生だけど。
倉「ヒャハ、流石にきつかったぜ・・・」
御「だな、1年はほぼ走りっぱなしだったし。
けど、疲れがとれれば体力がついた事実感できると思うぜ?な、コーチ!!」
「二人共お疲れ。体力強化を目標に練習メニューを考えたから、きっと今に成果が出るよ。
それより、座り込んでるとこ悪いけど、しっかりダウンはしてね。」
「「・・・・・・」」
『・・・・何?』
倉「なんでそんなに余裕そうなんだよ?」
御「全然疲れてるように見えねーんだけど。」
『これでも結構疲れてるよ。でも、体力はもともと人よりあるからね。』
御「なんか悔しいんだけど。」
『これから体力つけてけばいいよ。ってか、喋れてる分二人はいい方だと思うよ?
ほとんどの1年生は気力ないみたいだけど。』
倉「ヒャハ、マジだぜ!!」
『だから二人には結構期待してるよ。これからも頑張って!!』
御「はっはっは、栞にそー言われたら頑張るしかないな!!」
倉「あっと言わせてやるぜ!!」
『はいはい。』
その後、選手達は徐々に動き始め、グラウンドから出た。
その日の夜、風呂と夕食を済ませた選手達は9時には全員寝るのでした。