うたひめ
□闘う女神は紅いドレスを纏う
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『わたしが始末しに行く』
ト「待てシーフ!!」
イ「落ち着いてくださいシーフ様!!」
マリンフォード頂上戦から2日後
殺気を出しながらロビーを歩くシーフの前にトールとイズーナが立ち止めようとする
緊迫した空気に黄昏のクルー達が集まる
『邪魔しないで!!』
トールに肩を掴まれ進むことの出来ないシーフ
キッと睨み付けるがトールも睨みあったままお互い動かない
白髭海賊団の敵を討ちたい気持ちは
みな一緒なのだ
ト「…1人で行く気か?」
『…私だけじゃ勝てないって言いたいの‥?
無駄に麦藁にいたわけじゃない!!!!』
シーフが大声を出した時だった
大きな爆発音が聞こえ
すぐそばの壁が崩れ煙が上がる
ゲホゲホという咳とともに
煙の中に人影が映った
ザワザワとする中
幹部の三人は目を見開いたまま動かない
『これ…』
ト「まさか…」
「悪ぃ…穴空けちまった」
「「オーディン??!!!」
オ「………あれ、怒んねぇのか?」