うたひめ

□その姿はまるで女神のようで
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レナの唐突な発言に
誰もが疑問を浮かべた





ル「面白そうだ!!」


ゾ「アホか」


『私は本気よ』


ナ「気圧気温的に無理よ」


ウ「ま、いい暇潰しにはなるんじゃねぇか」




航海士のナミは
晴れるわけがないとわかっていながらも
馬鹿らしいお遊びにとりあえず見物する事にした




ル「じゃ俺から!





…晴れろ!!!!!」







気合いを入れて空に向かって叫ぶが
当たり前のように何の変化もない





チ「俺もやる!!」


ロ「あらあら」




そう言ってチョッパーは
雲を追い払おうと帽子でぱたぱた扇ぐ

それで晴れになるんだったら誰も苦労はしない



続いてウソップもやってみるが
結果はもちろん惨敗




『ダメダメじゃない』


ル「次はレナだぞ」



バカにしたような口調で言うと
ルフィに怒った口調で言われた



『こういうのは気持ちが大事なのよ』


ゾ「アホか」


『アホアホ言うな!!
見ててよ!!』



そう言って静かに深呼吸をするレナ


レナが目を開けた瞬間、空気が変わるのを全員が感じ取った



両手を広げくるくると舞ながらレナは口ずさむ




『♪1番綺麗な空を飛ぼうよ


確かな未来へfly』




ゾ「…」


ル「‥」





まるで風のようにそして
楽しそうに歌いながら舞うレナ


彼女の周囲には日が当たり
その空間だけ幻想的な世界にいるようだった



『♪思い出せば頬に風は吹いて

私たちの前に


道しるべ置いてくれる』






サ「女神様だ…」







サンジの台詞に誰もが納得した







『♪朝焼けの待つ丘できみと







朝焼けにfly away』
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