うたひめ
□新たな旅立ち
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『昨日は無事に逃げきれたの?』
ロキ「あぁ、いつも通り」
宮殿の屋上
手すりに寄りかかり海を眺めるレナと、さらに高い位置に腰掛けるロキ
港にはメリー号が停泊しており多くの人だかりができていた
ロキ「シーフの居場所は黄昏でもある
いつでも迎えに行くよ」
『ふふ、有難う』
ル「レナーーーーー!!!!!
行くぞーー!!!!」
オ「ったく、ほんとバカデカイ声だな」
ロキ「…ほんと、誰かさんと似てるよね」
オ「あ?…、ってかお前も一緒だったのか!!」
レナを呼びに来たオーディンは、その事をすっかり忘れてロキと軽い言い合いを始める最中も
メリー号からはレナを呼ぶ声はやまなかった
オ「さ、シーフ行くぞ」
『……うん』
オーディンの側によりロキと目を会わせると、彼は微笑みを返し
二人はメリー号へと向かって階段を降りていった
ロキ「シーフを守れよ…ルーキー」