Event 1

□make SURE
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アフタヌーンティーを楽しんだ後も、
彼女をアタシの取って置きのお店に連れ
回して。


「ふわぁ〜…モモちゃん凄い!
よくこんなにお店知ってるねぇ…。!」

「うふふ、でしょ? 堪能してくれた?
MOMO’S ワールド!」

「ふふっ、ホント、モモちゃん一色!
何だろう、女の子、って言うのでも無く
かと言って男の人!って偏って無くて
オトナなんだけど、何処か私みたいな
お子様でも大丈夫、みたいな…すっごく
魅力的なのがモモちゃんって感じ!」


そう言って見上げる笑顔は極上。
完全なる信頼、それから好意。

でもまだこれはアタシを男として見て、
って訳じゃないのは知ってる。


でも
だからこそ

今、畳み込もう。



「んまぁっ、スペシャルな褒め言葉ね。
ホンット、咲ちゃんには参っちゃう


ねぇ…? 一緒に染まってみる?」


心からの声音で。

『モモちゃん』であり『達也』である
この声で。


「モ…モモちゃん…?」


ギュッと抱き締めて。
男が女を抱き締める、ハグじゃ無い抱擁

こんなのもう彼女にしか出来ない。


ここ数年はすっかり雄モードなんて何処
行ったかすら分かんなくなってたのに

彼女に出逢って
トキメいて

恋に堕ちたら、ほら。


自然に出た雄モード。



「大好きよ。」


その言葉で彼女を捕えて
優しくハグして頬にキスして

そのままキス


最初はバードキス
チュッチュチュッチュと啄ばむように

それから唇をピッタリ重ね
彼女の柔らかな唇を食み

蕩けた所を舌を絡めた恋人のキス


前後不覚に蕩けた彼女を
酔わせて蕩けさせ腰砕けにして


アタシん家へお持ち帰り。


本当はもっと時間をかけて
じっくりゆっくり可愛い貴女を手の内に
したかったんだけど


そんな事言ってる間に攫われちゃうから
先手必勝、千歳一隅、一撃必殺?
ちょっと違うか。

でもその位、今がその時。


そしてアタシの誕生日には
スペシャルなプレゼント。


そう今は彼女の心をイチコロに捉えて
明日の朝には彼女と一緒に
揃いのマグカップでモーニングコーヒー


これって乙女の夢の鉄板でしょ
アタシ、張り切っちゃうから!

寝起きの彼女にスペシャル愛情メニュー
ベッドまで持参して

愛の酔いから覚めた彼女にもう一度



もう二度と離さない。



だから言って?

貴女からも I love you.


Because I love you.
(だって愛してるから)


私の全てを


make SURE.
(確認して)















Happy Birthday TATSUYA MOMOSE !
2015.09.08xxx















end.

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