墓場

□ネウロまとめ2
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※設定そのままで別路線な展開





1.

ひょんなことから知り合った、女子高生探偵の桂木弥子ちゃんと、その助手…に見せかけた魔人の脳噛ネウロ。
最近こっち側の生活が退屈だったし2人と一緒にいると面白そうだったので、今は助手その2として関わらせてもらっている。

そして今日、新しく出来たという事務所に顔を出してみると、ちょうど出かけるところだったのでちゃっかりついてく事にした。
一緒にいた、事務所を開いて最初の依頼人だという彼女、アヤ・エイジアはこっち側でも割と有名なシンガーソングライターで、彼女のアルバムは表の商品が滅多に出回らない闇市場でも見かけるくらいだった。
彼女の事務所に向かう道中、話を聞くと彼女の仕事仲間が相次いで2人首吊り自殺しているらしい。
「…なるほどね」
そして興味深かった、アヤさんの曲が売れる理由。
「私は世界でひとりきり」…としか感じられない人たちか。
彼女の曲は、この前聞いてみたけど脳を揺らされた感覚はなかった。
でももし、あの頃聞いてたら揺らされてたかな。
懐古しても意味はないのでこの程度にしておこう。
アヤさんの運転する車は、彼女の事務所へと向かっていく。
その間、ネウロは考え込んだように静かだった。
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