02/04の日記
19:33
数学とおじいさんお化け
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私は数学がとっても苦手です。
どのくらいかと言うと、5段階評価ではいつも2を取るくらい苦手です。
学校の廊下で先生とすれ違うと、勉強してるか?と声をかけられたり、あまりの点の酷さに、学力テストで全国最下位を何回か頂戴したりするというある意味で快挙を成し遂げました。
事件?が起きたのは、期末テストが終わり、数学のテスト解説をぼやぁっとしながら聞いて帰って来た、その日の夜でした。
私はいつも通り、あー疲れた疲れたと思いながら布団に入りました。
暫くすると……。
耳鳴りがして、そのまま金縛りに!
何度か金縛りは経験したことがあるんですが、耳鳴りはその前兆なんですよね。
やーまただよ金縛り…。
そう思いながら、解けるのを待っていたら…。
ざっ、ざっ…
私の後ろから、ゆっくり畳を擦って歩くような音がし始めました。
ほんと、心臓が飛び出そうでした。
私の頭の方から、足の方へ、足の方から頭の方へと行ったり来たりしながら、何やらブツブツ喋っているんですよね。しかもどこかで聞いたことのある声でした。
怖い!!と思いながらも体が動かないのでそのまま黙っているしかありませんでしたが、よーく聞いていると、内容は今日の数学の解説で、その声はテスト解説をしていた先生のものだと気が付きました。
その先生はその年に定年退職を迎えられる予定でした。独特の声をお持ちでしたので、間違えようはなかったんです。
その先生が、今、私の枕元に現れてわざわざ今日の数学の解説をしてくださっている…。
怖いけども、も、申し訳ない…。
先生の生き霊が私の所へ…。
あまりに数学が出来ないことを心配されてのことだと思うと、情けなくて仕方ありませんでした。
次の日、廊下でその先生に、おはようございますと挨拶をすると、
ああ、おはよう。
それだけしかおっしゃられませんでしたが、何故だかとっても不思議そうな顔をされていたんですよね。
しかも、私がその場を通り過ぎても、いつまでも私のことを見ていらっしゃる…。
振り返ったら目が合ってびっくりでした。
あのー、昨日先生が…なんて怖くて言えませんでしたが、先生にも何か心当たりがあったのかも知れませんね。
まぁ…このことをお母さんに言ったら、あんた、統合失調じゃないのとか言われてしまいましたのでもう言いません。
でも、お化けが見える友達にこのことを話すと、うんうんと頷きながら聞いてくれます。
私は霊感がありませんが…。
不思議な体験でした。
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