SO WHAT ?

□突然の出会い
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「…」


「…」


「…」

万事屋玄関前

神楽 新八 銀時は
スーパーの袋を持って立ち尽くす






「…銀さん…コレは?」

長い沈黙からまず口を切ったのは
人間を掛けたメガネこと新八である。






真っ二つになって倒れている玄関の戸
その周りには割れたガラスが散らばっていて…


あれ…これは、アレだろうか?


この景色を見て
銀時はある事が浮かび上がる。




あぁ、そういやこの前

ニュース番組で空き巣事件がなんたらかんたら



あぁ、世の中恐いね。

ウチも気を付けなきゃね。



なんて鼻ほじりながらそう思っただけで

対策はなにも取らなかった



あの時も確か


可愛いアナウンサーが
やけに神妙な顔つきでそう言ってたっけ。






「これって…もしかして…空きす・・・」





「バカヤローかお前は。
…ちげぇよ。こりゃアレだな…アレだ…

アレだよ。例のアレだよ。

わかるだろ?
アレだからコレは決して空き巣ではない」



「アレって何だよっ!?

僕いつも言ってますよね?
戸締りくらいはちゃんとしろって!!」


「扉真っ二つに斬られてるんじゃ
戸締りもなにもねェだろ?バカが」



「あきすって何アルか?
扉真っ二つにして遊ぶアルか?」

「そうだ」

「楽しそうアル!!私もやるネ!




ふあっちょあーーー!!」


飛び散るガラスの破片

2等分の玄関の扉は
神楽のチョップによって
綺麗に4等分された


「ちがうわぁぁぁ!!
ダメダメ!空き巣は遊びじゃないんだから!」

神楽のやりすぎのボケに
すかさず新八もつっこむ



「あのね、神楽ちゃん。
空き巣って言うのはね
家が留守なのをいいことに
勝手に入って、金やら物やらなんでも盗んでいく悪いやつらのことだよ。」






「わかったよ!新八!
キャサリンみたいなのアルね!?

酢昆布も危ういアルっ!!」

「酢昆布が最重要なの!?」
●●
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