鬼灯の冷徹

□黄色のバラ
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____非常警報!非常警報!等活字獄より亡者一名が逃亡。ただちに全獄門を封鎖してください。繰り返します。等活字獄より...___

まったく....誰だ逃がしたのは

「鬼灯様ァァァァァ!!
この新人がうっかりワンセグを持ち込んで....悪霊サダコが逃げました!!」

.....なんだって?


にわ「サダコは嫉妬の塊じゃね?」









スッと金棒を取り出し、はたく!!!

『新人研修でちゃんと注意したはずです!そうでなくても何かする時は報告(ほう)・連絡(れん)・そうだん(そう)!』


「もっ...申し訳ございません....」

あ。鼻血出てる。ポケットティッシュを目の前に落とし、もう一人にはなしをきくことにした


『あと、ワンセグから逃げるってそんだけガッツある亡者なんですか』


「いやもうそれはすっごい頑張ったみたいです!」


『サダコ...あの亡者はテレビさえあれば逃げるのです.....。
今すぐこの近隣のテレビ画面全てお札で封印しなさい!
そしてブルーレイ内蔵52型テレビをここに設置するのです!』


「えっ...!?」

あれ。鼻血止まってる。はや。

数分後。用意させたテレビを適当に付けていると、ブウン...とテレビがついた
井戸が映る。なんで井戸?
サダコが画面から這い出てきた

「よし、目を狙え」


『ほら。甘い餌に釣られて出てきた』


「ヤマタノオロチみたいですね」



「く...くそっ、はかったな!
かくなる上は貴様ら鬼の角全部折ってやるぞ!腹いせに!」


せこい。やることせこすぎる。


「うるさい!女のタタリは蛇の千倍だと思い知れ!覚悟!」

何故そこで蛇を例えに出したのだろう
あと一歩というところで白いものが目の前を横切った

「きゃあああ、なにこの白い犬!超怖い」


Gみたい。ていうか日本震撼させたくせに白い犬に怯えるなよ。
獄卒の子達がサダコを捕らえ、
シロが褒めてもらいたくこちらにきた

『よくやったな。シロ。なにかジュースを奢ってやろう』

しっぽがちぎれるのではないかというくらいに振れる
シロのぶんを買い、自分の分のぶどうジュース(果肉入り)を買う

『どうだ?不喜処地獄は慣れたか?』

「はいっ!先輩に色々教わっています!」

あ、果肉取れない。シロが何かずっと言っているが聞こえない
果肉めっ...!
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