D.Gray-man

□エイプリルフール
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「なぁルルウ、俺リナリーが好きなんさ」

予想もしてなかった突然の言葉に、私は言葉もでなかった。

ラビは視線をそらすとまた口を開こうとする。
ダメ、これ以上なにも言わないで。

「そ、そっか。えっと…それは、別れようって…意味、だよね」

「…うん」

痛い。
ズキズキ胸が痛む。ラビは「じゃあ」と背を向けた。
待って…。行かないでよ…。

「ラビ…」

名前を呼ぶ頃には、彼の姿はなかった。
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