D.Gray-man

□ヤキモチですか?
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「もう、またこんなに怪我して…無茶しちゃだめだよ…?」

「わ、悪い…。でもこのくらい…」

「怪我は怪我!」

「はい…」

ラビは私の消毒から逃げるように距離をおくがベッドに追い詰め無理やり消毒する。ラビは少しだけ顔を歪めた。
痛いだろうな、傷。でも、ラビにとっては日常なんだろう。
アレンくんは椅子に座りおとなしく自分の番を待っていた。
アレンくん、いい子。

「はい、おしまい。無理しちゃだめだよ!」

「へーい」

ラビはそのままベッドに倒れこんだ。怪我人用のベッドなのに…。
私はアレンくんの怪我にうつると、ちゃくちゃくと手当てを進めた。

「アレンくん、ちょっと後ろ向いて」

「?はい」

アレンくんは不思議そうにしたがすぐに後ろを向いた。私はアレンくんの肩を軽く揉み始めた。

「ちょ、ルルウさん、大丈夫ですよ!僕なら」

「ううん、さっき肩とか首回してたでしょ?少しでもほぐしてあげる

「すみません…」

アレンくんはしばらく私に大人しく肩揉みされていた。終了すると、アレンくんは笑顔で「ありがとうございます」と言った。相変わらず眩しい笑顔。

「あ、ラビ。任務の報告…」

ふとラビのことを思いだし振り替えるとベッドに横になったまま寝息をたてている彼の姿があった。
寝ちゃった、のか。
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